目標

2004年4月10日
今日の目標
勉強する
戦争論2読了
DVD見る
スペシャのミスチル特集を見る
・・できんのか・・(汗)

本日の結果
勉強 ○
戦争論 ○
DVD これから見る
スペシャ 曜日まちがってた・・(゜◇゜)~ガーン

<戦争論2> 小林よしのり
言わずと知れたゴーマニズム宣言の作者である。読むのに最も時間のかかった漫画(笑)
1が出た時、読みたかったんですが、嵩がある本なんで図書館で借りようと思っていたら入っておらず、そのうち忘れ去り、先日偶然2を見たので速攻で借りたというワケです。1はまだ未読。今度検索してみよう。
えーさて、私は戦争について考える事をずーっとずーっと先延ばししてきた人です。多分、心の底でそれがすごく大変な事を判っていて意識的に避けていたものと思われます。ようやっと考えれるようになったのがここ1,2年。きっかけは終戦記念日で、竹内浩三という戦死した詩人の「骨のうたう」という詩を知ってからでした。あの時代に、こんなことを思っていた人がいたのか、とものすごい驚いて彼の本を読んだことから始まりました。私の戦争に対する感覚を覆した人です。とっかかりはここからで、ネットでなんか検索してる時に、殺人事件を詳しく解説しているサイトに偶然たどり着いてそこで取り上げられている事件を読み耽るうちに、この50年でなんと時代は変わったんだろうと思ったのが次のとっかかり。ほんの30年前までは自白は有効な証拠だったのですよ?驚きですよね。で、年代を辿るうちに、自分はなんて近現代史に無知なんだろう!と思ったんですね。つらつら考えてみると、学校で歴史を習う時ってまず古代史から時代を遡ります。そうすると近現代に辿りつくころは大概学期末で、なんかすっごいスキップで授業してた気がするんですよね〜。古代から遡るんで、縄文時代だの弥生時代だのは何回も繰り返してやるのに、常に近現代史は時間が足りない。しかし、しかし近現代史ってものすごく大事です。世界大戦は近現代のものです。世界や日本はすごーく変わったんですよ、ほんの数十年の間に。戦争は遠い昔のことじゃなくてほんのちょっと前の事です。現在は独立したものではなくて過去の積み重ねの上に成り立ってるんですから歴史を知らないって大変な事なんだ、と私は漸く悟った次第です(嗚呼、おバカなり・・)で、ぼちぼちと本読んだりしてんですが・・・私のように無知な人の入門編としてお勧めします。描いてる内容については、批判するほど知識がないのでなんとも言えません。ただいいとっかかりになると思います。判らないことはまた興味を持って調べればよいのです。近現代史をぐーっと濃縮してるので掴むにはいい。まぁでも氏の伝えたい事は共感する。なんかさー日本人て歯がゆいよねー、って思ってたんだけど。あのぺこぺこ外交なんとかしろよとか、いつまで頭下げなきゃなんねーんだよとか密かに思ってたんですが。読んでわかんないとこも多々あったのでそれも調べよう。1を読んでないんで憶測ですが、2で氏が伝えたいことは日本人のアイデンティティーの崩壊を懸念するという事だと思う。この530頁は最終的にそれを言いたいが為の下敷きであって、内容の一々を論って批判するのは的外れだなという気がする。
まあ、面白く読んだし、人にも勧めたいと思うし、まだ色々知ったり考えたりしなきゃいかんのだと思わせてくれただけでも価値あり。戦争を考えるのに、近現代史は避けて通れないので(戦争だけ単独で考えるなんて意味の無い事だ)まだまだ勉強不足。じっくり時間かけて自分の答えを見つけるつもりだ。ぉお、なんかすっげ真面目じゃん・・・。

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