相原恭子

2004年5月31日

＜秋のわかれ　田辺聖子＞
高校生の女のこの恋愛話だとか家族に翻弄される話だとか軽めの話。さーっと気楽に読みました。

ちょっとバラバラな感じがした。もっとまとめようがあるんじゃないのかと思いつつ読了。写真は美しかった。
人生最初に買った高級食器は二十歳の頃、ウェッジウッドのフロレンティーンターコイズのペアのコーヒー用のC&Sでした。若くして結婚する友人への仲間からのお祝いとして私が買いに走ったのでした。
それから長い年月が経ってから自分用にフロレンティーンターコイズの紅茶用のC&Sを買いました。持って帰る時緊張しまくったのを覚えています。ずっと欲しかったんですが購入したのは、きちんと紅茶を淹れられるようになってから（友人でコーヒーしか飲むのを見たことがないんですが家に来ると紅茶を飲む人が居ます。なんで？と聞いたらうちの紅茶は美味いからと言われてちょっと嬉しかったです。でもそんな初々しさはとっくに吹っ飛んでしまい今や図々しくもうちの紅茶はそんじょそこらの喫茶店で飲むよかよっぽど美味いぜ！と自分で言うようになっちまいました。ああ年月とはかくも残酷なり・・）器に相応しい扱いができるようになってからで、それまで待て待てと自分に言い聞かせていました。その後、一目ぼれで買ったブルーエレファントのマグやお揃いのデスククロックなど、身の回りに置いて楽しんでいます。ブルーエレファントは文字通り、青い象の模様でして動きのある象がとてもユーモラスで私は大好きなんですが、一般的には好き嫌いがすごく別れるらしいです。マグで使うには愛らしい柄ですがC&Sやティーポットで使用する気にはちょっとなれない感じです。全部揃えたらきっとテーブルがうるさくなると思うんですよね。でも眺めて楽しいブルーエレファントです。