時には昔の話をしようか

で始まるのは加藤登紀子の歌でありんす。
昨夜、食道が気持ち悪くて寝苦しい夜を一晩過ごすうちに昔のことを思い出しました。
亡くなった先生のこと。
世間でいう、顔が青いっていうのを判ったのもこの時でした。
その先生は東北出身の副担任で我々のグループとしょぼい敵対関係にあった数学の先生でした。
敵対関係というのは、トランプをですね教室でやっちゃいかんと言われてまして、我々は堂々とかつ派出にやっていましたもので現行犯で見つかったらトランプ没収というローカル協定を結びながら日々カードゲームに打ち興じていました。まあそんな関係ですが障害があると燃えるのは世の常で、かなーり燃えてやっていました。そして先生も多分かなり取り締まりに燃えていたと思います。
で、その先生とプールの側でばったり会った時に青い顔をしていたんですね。それも絵の具を溶いて塗ったみたいに青かった（勿論そんなことしてないですよ、そういうオチじゃーありません）ので「せんせー顔青いですよ」と言ってよく顔を見たら、先生はなんだか透けるような感じだったんですね。今から思えば影が薄いってこういうことじゃないかと思います。
週明け、学校に行くと先生が週末事故で亡くなったと学校から発表がありましてその時あの青かった顔を思い出しました。
そして、あんだけやっていたトランプを、先生が亡くなってからぱったり止めました。