うぉう

＜ひとりの女　群れようこ＞
読んですぐ「会社の先輩に似てるっ」と思った作品。仕事一筋、モーレツに働く独身会社員の女性の話。
ま、会社もそれなりに面白い場所です。それなりの期間勤めると「あ〜月曜日にスーツ着たくない」だとか「雨の日は会社に行きたくないし、晴れの日も行きたくない」だとか「上司は選べない」だとかこう色々思います。
自分が働いていた会社の女性の先輩とは、プライベートでいっしょした事が只の一度もございません（笑）別に不仲なわけではなく、仕事を一緒にやる分にはいい先輩でござんした。先輩にも「下が○ちゃんでよかった」って言われたことあるし。
会社はお仕事するとこなんで、性格なんぞ捻じ曲がっていようが仕事やってくれる人が一番いいのですよ。
その先輩は仕事もまあお出来になりましたが、自分どーしてもついていかれないのが時折口にされる”会社のため”の一言でした。
えー自分そんなこと思って仕事したことなんか一度もないっすー！自分とこ管理部だったんで（管理部ってのは人の褌で相撲を取るセクションです）営業が仕出かしたチョンボだの、トラブルだのを指示出して治めていかないといかんわけです。で、訂正入れろとか、始末書出せと言っても上手く通じない人が居るわけですね。やらなかったりだの、下手な商売のやり方したりとか。そいういう時に「そういうやり方は会社のためにならないと思うんですよね、云々」と電話で言ってるのを聞くとこう自分との間に（歳は5歳しか違わないんですが）超えられない溝を感じたりしました（笑）正直そこまで会社にかけられるのってすげーと思ったり。
（だって、仕事なんて効率最優先でいいじゃん。ミスは出来るだけ早めにリカバリーの手を打って被害を最小にして、始末書は出来るだけださないように。だって面倒なんだもん、ミスの訂正させるとまた間違うし、始末書は再提出に決まってるし、出来るだけ最初からミスさせないようにするに限る。営業の奴らのやる事なんか信用できないもん。自分はこういうスタンスでやってました。や、でも上手くやってましたよ、その先輩とは。マジで）

その先輩は強烈にクソ忙しい時に、人の補充をしてくれない上に物申せない直属の上司に向かって「査定が気になるなら、あたしが（上に）言ってやろうか？」と言って周囲を沈黙に陥れた方です（笑）
そういう自分は上司に会議室で、仕事しろと説教こいたことがあります。