すごく空いちゃった

2004年12月15日
<上京物語 西原理恵子>
漫画です。
薄い本なので立ち読みでさらっといけますが、不覚にも泣きそうになりました。
内容は西原さんが上京してきてからの生活を、漫画で生計が立つようになるまでを描いたもの。
別に感動したとか、そういうことじゃない。赤裸々にほいっと自分を提示出来るその姿勢に、涙でそうになった。
書くことも、描くことも自分と向き合うことなんだなあと深く思い知った一冊。そして、自分と向き合うってのは、しんどいのだ。
こんなにさらっと描けるサイバラ、かっこいい。

<泳ぐのに、安全でも適切でもありません 江国香織>
短編集。
どれもこれも恋愛だけ掴んだ人(他にはなにも残ってない)や恋愛だけ持っていたのにそれを失った人、謳歌する人の話。
「十日間の話」がステキでした。恋を失うってこういうことなんだよね、って内容。

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