<恋人たちの冒険>
安房直子コレクション5
うーん・・個人的嗜好なのかもしれないですが、童話にあんまり生々しい恋愛を持ち込むのは上手くいかない気がします。
なんかね、その生生しさがファンタジーの世界と相容れないところがあるように思うのです。
そんな中よかったのは、「あるジャム屋の話」
漂う厭世観がグーだったのが「熊の火」このオチは大人向け。

<世界の果ての国へ>
安房直子コレクション6
名作。
これも買わなきゃ!の一冊。異世界に迷い込む話をまとめたもの。
安房さんの異世界に迷い込む話はハッピーエンドの確率が低い。行ったきり帰って来れなくなったり、帰ってきても何かをなくしたり。
ストーブの灯りの中の住民になる「火影の夢」は昔から好きな話ですがやっぱりいいと思います。お屋敷の奥様のなくした耳飾を見つけたものの、返す前にはめてみたばかりに、今までの幸せな生活の秘密が崩れてゆく「奥様の耳飾」も短編ながら秀逸。

なんか色々他にも書こうと思ったんだけど、ちかれてしまったので
また次に。

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