収録しきれなかったエッセイをがばちょとまとめたもんなんだけど、やはり雑多感否めない。
不安に囚われて身動きが取れないとかそういう事は、ない。
何が不安かといえば、みんなわからないことが一番不安なのであって、突き詰めて何がわからないかを自分と向き合って考えられるようになれば不安は征服できる。
人間の性格は元から持って生まれたものと後天的につくられたものとがあって、後天的の要因としては例えば仕事の特性として培われるものも多いと思う。
自分の場合本来はすんごくてきとーな人間なんだけど、それでも時間にきっちりしているのは間違いなく、入った中学で叩き込まれた特性だと思うし、結構物事に動じないのは仕事で培われた特性だと思う。
動じないってのは動じるような事態が多発しすぎて達観してしまったからである。私が仕事をしていた部は販売管理部といって、メーカーだったんですけど販売に関するデータを一手に握っている部門でした。
企業なので当然金に絡んだいざこざも多くそれがダイレクトに来る部署だったので、月末もう日がないのにいきなり「一億入りません」なんて事が起こったりするわけです。まあさすがに一億はでかいんでそうは無いけど数千万の話ならザラにあって（つか毎月何件もあって）最初の頃はえぇー！って話を持ち込まれるたび青ざめるんだけど、経験積んでくうちにだんだん腹をくくるスピードがすっげー速くなっていくんですよ。
電話で話しを聞きながら頭の中で、まず最悪の事態を想定してその対処方法と対策を考えてそっからスタートです。それからどれだけ最悪の事態から遠いとこまでいけるか、って感じで考えるようになってくんの。
だから私が問題にぶつかった時は（普通の人はあんまりやらないだろうけど）まず最悪を考えて腹くくる。こっから始まります。
やだねー。
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