負け犬の遠吠え

2005年7月7日 読書
酒井 順子の文体って、飽きがくるよねー、読んでて。単調だしさ。
ま、それはさておき今ごろ読んださ(だって買ってまでは読みたくなかったんですもの)
内容に関してはまあベストセラーだし、わざわざ書くまでもあるまい。
こんなベストセラーが出るより前に、結婚した友達からメールを貰ったことがござんした。同級生の友達からの”新しい家族が増えました”っつー葉書が舞い込んだ直後で、我が友は「あたし、負けたと思ったわよ」とさも悔しそうな文面であった。
もちろん、私は知っていた。友達が就職したけどそこは彼女に合ってない職場環境で、なんだか逃げるように結婚してしまったこと。だから早く子どもが生まれていっぱしの家族ってやつに活路を見出したかったんだろうなってことも。
ほんとなら、もっと別の事を返事してあげればよかったんだってのは頭ではちゃんと分かっていたんだけど、でもメールを読んで真っ先に思ったのは、そんな事で幸不幸を決めんなよ、でした。
全然不幸じゃないのに自分からあぁあたしってダメじゃんってわざわざへこむ事もなかろうに。
…なーんてね。今のは巧妙に話題をすりかえてみただけです。そう、幸不幸じゃなくって酒井さんが言ってるのは「勝ち、負け」
人って比較級でしか計れないとろがどうしてもあるもんな(だけど死ぬ間際になっても、あたしの人生こんなだったけどそれでも○さんとか○ちゃんよりはよかったはずよね、そーだわよなんて思って死ぬんだろうか。やだな)

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