夜の劇場/高橋 葉介
2005年7月29日 読書
どこを探してもほぼ絶版状態のを無理矢理ゲット。
10年前の本なのに、定価より高くついたけど、かなり綺麗な状態だったのでよしとする。
表題作の評判がいいんですけど、私は鳥女が好きだった。あんまり描かないけどたまーにこういうじんわりする話を持ってきて、しかもそれが上手い。
凶弾も好きだなー。よっぱらった友人が酒場で拾ってきた女の頭にリンゴをのっけてウィリアム・テルよろしく拳銃を構えるんだけど、打ち抜いたのは女の額だった、って結果は夢落ちなんですけど撃ち殺してうろたえる友人に魔実也はまずなんとかしてやると証拠隠滅を図るのですね。でも友人は良心の呵責ってヤツに耐えられなくなって…って話なんですが魔実也は基本的に所謂善人ではないので、友人が本気で逃げたかったらきっと手を貸すはずなのです(と私は思う)
要は、小者はそれなりにねってことなんでしょう。助けを求める人は淡々と助けるんだけど、悪人は死んでも構わない(実際見殺しにしたりする)本人はいつも煙草と酒を片手にかったるそうに生きててなんつか
そのアンニュイさ加減が絶妙にいいんですな。
うめぼし@塩分ひかえめさん
秋芳さん
紺さん
ブックマークさせていただきました。よろしくお願いいたします。
10年前の本なのに、定価より高くついたけど、かなり綺麗な状態だったのでよしとする。
表題作の評判がいいんですけど、私は鳥女が好きだった。あんまり描かないけどたまーにこういうじんわりする話を持ってきて、しかもそれが上手い。
凶弾も好きだなー。よっぱらった友人が酒場で拾ってきた女の頭にリンゴをのっけてウィリアム・テルよろしく拳銃を構えるんだけど、打ち抜いたのは女の額だった、って結果は夢落ちなんですけど撃ち殺してうろたえる友人に魔実也はまずなんとかしてやると証拠隠滅を図るのですね。でも友人は良心の呵責ってヤツに耐えられなくなって…って話なんですが魔実也は基本的に所謂善人ではないので、友人が本気で逃げたかったらきっと手を貸すはずなのです(と私は思う)
要は、小者はそれなりにねってことなんでしょう。助けを求める人は淡々と助けるんだけど、悪人は死んでも構わない(実際見殺しにしたりする)本人はいつも煙草と酒を片手にかったるそうに生きててなんつか
そのアンニュイさ加減が絶妙にいいんですな。
うめぼし@塩分ひかえめさん
秋芳さん
紺さん
ブックマークさせていただきました。よろしくお願いいたします。
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