O・ヘンリー・ミステリー傑作選
2005年10月10日 読書
もしや自分の読書の趣向は子供の頃から変わっていないのかも…と焦るほどに小さい頃から好きだったO・ヘンリー。ウィットと皮肉が効いてて思わぬ結末が用意されているその短編小説をそりゃー何度も読んだのです(ちなみに最後の一葉よりも当時から20年後の方が好きだった、賢者の贈り物よりも)未だに短編作家だったらO・ヘンリーが一番好きなとこも変化なし。
ただ、彼の作品は日本語に訳されて出版されているものは全体の1/3しかないそう。これは未訳のものからいいものを見繕ってまとめたもので訳は正直75点というところだけれどそれでもまあ面白かったです。
巻末に結構詳しい氏の略歴(なんか矛盾する書き方だけど年賦ほど詳細では無かったけど、かなり詳細だったし)が載っててですねぇー、なるほどなあ、やっぱり自分の経験や見聞から書くんだよね、書いた物には書いた人のそういう部分が見えるんだよなあってしみじみ思っちゃったよ…。それを考えるとこうやって迂闊に文なんて書いてていいのかね、なんてちょっとぞっとする。何も知らなくてもコンスタンスに同じ人の書いたものを読んでいるとそこから見えてくるものって確実にあるもんね。いやー考えてみたらコワイよ、会っていれば取り繕ったり隠したりも出来るものをしらん人に公開して知らん振りしてんだもんなー。まあだけどそんな事言ってたら何も書けないし、ネットだし、ココを見ている人に実際に会う事はまず無いからいいやと結局そこに帰着するワタクシ。
そんでですねー、この本の中にも収録されていて(つまり既刊分とだぶってる)ワタクシ、実はこの話が一番好きなのですがA Retrieved Reformation、直訳で取り戻された改心っての。
これだけじゃピンとこなくても、ジミー・バレンタインっていう洒落者(ちなみに刑務所帰り)の金庫破りが、シャバに出てきてまた昔の稼業にすぐ逆戻りするんだけど、ある街で素敵なお嬢さんを見掛けて一目ぼれしてって話…まで書いたらああって判る人も居るかな?もー話の切り返しから、最後の刑事の台詞までが粋でイカス話なんですよ。
うーん、すてき。何度読んでもいい。
ただ、彼の作品は日本語に訳されて出版されているものは全体の1/3しかないそう。これは未訳のものからいいものを見繕ってまとめたもので訳は正直75点というところだけれどそれでもまあ面白かったです。
巻末に結構詳しい氏の略歴(なんか矛盾する書き方だけど年賦ほど詳細では無かったけど、かなり詳細だったし)が載っててですねぇー、なるほどなあ、やっぱり自分の経験や見聞から書くんだよね、書いた物には書いた人のそういう部分が見えるんだよなあってしみじみ思っちゃったよ…。それを考えるとこうやって迂闊に文なんて書いてていいのかね、なんてちょっとぞっとする。何も知らなくてもコンスタンスに同じ人の書いたものを読んでいるとそこから見えてくるものって確実にあるもんね。いやー考えてみたらコワイよ、会っていれば取り繕ったり隠したりも出来るものをしらん人に公開して知らん振りしてんだもんなー。まあだけどそんな事言ってたら何も書けないし、ネットだし、ココを見ている人に実際に会う事はまず無いからいいやと結局そこに帰着するワタクシ。
そんでですねー、この本の中にも収録されていて(つまり既刊分とだぶってる)ワタクシ、実はこの話が一番好きなのですがA Retrieved Reformation、直訳で取り戻された改心っての。
これだけじゃピンとこなくても、ジミー・バレンタインっていう洒落者(ちなみに刑務所帰り)の金庫破りが、シャバに出てきてまた昔の稼業にすぐ逆戻りするんだけど、ある街で素敵なお嬢さんを見掛けて一目ぼれしてって話…まで書いたらああって判る人も居るかな?もー話の切り返しから、最後の刑事の台詞までが粋でイカス話なんですよ。
うーん、すてき。何度読んでもいい。
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