以前は読んだ本全部書いてたんだけど、ここ最近止めました。今一くらいだったら参考になるかもしれないけど、今二、今三になると書く労力が惜しいと思いまして。
これは親愛なる先輩からお薦めで教わった本です。なんかね、説法をしてそれを文字に起こした感じですよ。
数日前にもちらっと書いたけど、読むのにすごくエネルギーを持って行かれる本だった。本の内容は一言で言うと、どうやったらこの世の中を生き易く生きてゆくかってことです。それについての知恵や、お経から読み解いた対処法なんかを易しく書いてあります。
易しいけれど、それはものすごい時間の流れを数行に凝縮してあるので理解するのに、自分の今までの経験や知識を全部総動員してきてそれでやっと、ああここの箇所は分かった!確かにそうだ、って思えるんですね(最近分かったってのはこういう事だと思うようになった)
だから分かったって一々思うのが大変なのです、自分との擦り合わせをしながら読んでいくから。そんでこういう本を読みながら自分の方向性なんかを確認出来るんだなって思いました。
この方向で間違ってなかったんだ、よかったーとか。なんていうかどっちの方を向いて生きていったらいいのかわかんなくなる時って結構あると思うんです。そんでそういう時って一人でぐるぐるしたり、結局あんまり参考になんない人の話を聞いたりして余計にぐるぐるしたりってみんなすると思うしそうやって不安になりながら生きてくしかないんだ、なんて思ってたんですけど、そうじゃなくって、ちゃんと先人達がそういうとこ迷った挙句にほうらこうすればいいんだよ、って解を示してくれてたりすんですよね。それがこういう類の本だと思う。他にもいっぱい世の中にはある。
だけど解はいきなり解だけ見せられても悲しいことに理解が出来ないから、やはりある程度の基礎は積み上げないといけないわけです。
うーん、なるほどなあ。

意図せずにこういう系の本が続いてしまった。いつでもこういうの読んでるわけじゃないよ。人生てーげーに生きてますから!
しかしこの頃賛美歌ばっかり延々と聴いてるんだけど大丈夫だろうか、自分…。
金木犀が盛りですね、外歩いてると香りで気づきます。金木犀の匂いがするといつも、誰だかの詩なんですけど、煙草屋の角を曲がると金木犀の香りがするからその香りの通りに来てくれると家です、ってヤツ。これを思い出します。必ず。香りで道案内って粋だよね。

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