一はピンと読む。
終わりがめちゃくちゃなんだけど、いやー楽しく読んだ。博打打ち(なんかギャンブラーと書くよりこっちの方があってる感じがする)漫遊記。博打打ちの結構いいとこどり長編小説でーす。
この本は前から知っていたんだけど、読みたいと思いながらずるずると来てしまった一冊。もう出てくる、出てくる麻雀、競馬、競輪、競艇にチンチロリンまで、それとまったく多彩な博徒達。東で競輪あるとなれば出かけ、西で競馬あるなら行って馬券を買い、合間に雀卓を囲む。打って打って打ちまくり、ほんとはすってんてんになったりとか、やばい目、怖い目色々様々あるんだろうけど、そこらは軽く目を瞑り、さあ今日も行くぜ、日本じゃ足りない、世界の賭博場が待ってるぜーみたいなノリの話。
ちょびっとこんな生活いいのか虚しいなどと葛藤しつつもでもやっぱり今日も博徒なのだ。
なんつーか、この話は博徒の夢かもしれんけど、伊集院さんはさぞかし負けたんだろうなあ、きっと、などと思ったりした。
主人公はべらぼーに賭博全般に強い花房一太というんだけど、ピンって呼ばれてるのね、名前から。麻雀の話が比較的多めで、テレビゲームでちょこっとしかやったことのない私には牌の配列を見ても手がわかんないのでう〜ん?だったけどそれでも面白く読めました。
賭け事って、性格が出るよねー。

ちなみに麻雀ゲームはやったけどニコニコしかしらない。貸してくれた人が「こういう手をニコニコっていうんだよ」って教えてくれてからもうニコニコ一直線。何がなんでもニコニコでした、だってなんか名前がよくないっすか?だから麻雀はぱーです。手が多すぎるよ、もっと簡素にしてくれ。せめてポーカーくらいに!
ややこしいのはめんどーだなんだもん(そういえば将棋とか囲碁も好きじゃない)カードゲームの方が好きだ。
そういえば学生の頃、毎日毎日休み時間ごとに仲間内で七並べをやっていましたよ!たかが七並べと思う無かれ、メンバーが7人も8人も揃ってやってみなはれ、一人あたり手札が6,7枚しかない七並べはなかなかシビアですよ、サバイバルゲームのようでしたねえ。

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