今日は朝から開会式みちゃったよ（録画だけど）でもさ〜この8時間の時差ってツライよねー。
いやーでもオリンピックっていいよね、南の国からほんの数人で参加しに来た選手なんかが大きな拍手貰って入場してくるの見ると、すごく嬉しい。ようこそ参られたって感じなんだよねぇー、平和でよかった、色々な国や色々な人種の人たちが一同に会してスポーツ出来てよかった、参加する事に意義があるってつくづく思うオリンピックだ。
そりゃあね、メダル目指して世界一狙うって選手も一杯居ると思うしそれもよしって思うけど、オリンピックに関しては下を見たいよ、私は。この祭典に参加しに来たよ、ってあちこちの国からやってくるのがやっぱいいよ。
（クールランニングってコメディー映画があって、ジャマイカの選手がボブスレーでオリンピックに参加するのに奮闘するって実話に基づいた話なんですけど、コメディーとしても1級品だし、コメディーの癖してなんだよこの涙でそうなラストは！っつーすんごいいい映画なので見てない人は是非見てみてね）
前置きがやったらと長くなっちゃったけど、さて陰陽師。
今夢枕獏の個人的強化月刊なので読むよー私は。
まあブームがありましたよね、陰陽師。その時私は全然読んでなかったんだけど、時は平安時代、人がまだまだ闇を畏れていた時代の話です。
陰陽師というのは噛み砕いて言うと、現代の占い師と霊能者を足して2で割ったみたいなもんです。
様々な知識があって、式神を用い、呪をもって物の怪や鬼を遠ざけたり
退治したりする。安倍晴明が陰陽師でなんつか、これね私が思うに推理小説仕立なの。ホームズとワトソンみたいな感じで、都で起こる怪事を陰陽師安倍晴明が助手の源博雅（助手じゃないけど、そういう役割がぴたんこなんだよ）と共に解決してゆくのだー。
えーですがね、これはちょっとちょっとダメな人はダメだ。
割かしグロ系の表現てんこ盛りです。首が飛び、喉を食い破られ、目玉や指がぼとぼと落ちるような話がおっけーな人は大丈夫（夢幻紳士がおっけーな人は大丈夫でしょう）
風雅でゆったりした平安時代の空気が流れる作品なんですけど、鬼と対峙する安倍晴明だけが見所なのではなくて、そのなぜに鬼と化したかの訳、人の業の深さなども掘り下げていてですねぇ、ちょっと禅問答みたいな博雅と晴明のやり取りは深みがあります。
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