北斗の人/司馬 遼太郎
2006年11月16日 読書
北辰一刀流の開祖、千葉周作の話なり。
その剣を持って天下に名を轟かせた周作が、剣技と剣術理論を確立させる迄の話で、その後の華やかなりし後半生は略譜として記すと筆を止めるところが司馬さんらしいなと思いました。
自らの道を極め通した人剣客とあれば鉄の意志で貫いたようなイメージがありますが、なんの周作は父に振り回され、養子先にも振り回され、道場破りに行った上州の地では、土地者の気性に振り回されで困惑やしがらみを纏いつかせながら剣の道を極めて行く様がおかしみすら感じます。しかし、剣の達人、生涯を剣に誠実にあった人の話です。
その剣を持って天下に名を轟かせた周作が、剣技と剣術理論を確立させる迄の話で、その後の華やかなりし後半生は略譜として記すと筆を止めるところが司馬さんらしいなと思いました。
自らの道を極め通した人剣客とあれば鉄の意志で貫いたようなイメージがありますが、なんの周作は父に振り回され、養子先にも振り回され、道場破りに行った上州の地では、土地者の気性に振り回されで困惑やしがらみを纏いつかせながら剣の道を極めて行く様がおかしみすら感じます。しかし、剣の達人、生涯を剣に誠実にあった人の話です。
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